前職は切削などの加工業。同じ作業を繰り返すことが苦手で転職を考えました。ものを生み出す機械を作るというメーカーの仕事には以前から興味があり、手を動かすことも好きだったことが当社で働きたいと思った理由。外に出て人と話すことも苦ではないため出張も楽しみな業務でした。入社後は修理をメインとする部署に所属していましたが、4年ほど前に製造部と統合されたことで機械を一から形にしていく新規の組み立ても担当できるようになりいっそう仕事がおもしろくなりました。液体を容器に充填する設備といっても、酒、ジュース、調味料など詰めるものによって機械の形も仕組みも異なります。複雑で難しい面も含め、機械に触れて体を動かしてものづくりを支えるこの仕事に大きなやりがいを感じています。
新しい機械の据え付けや修理のための出張へは一人で行くこともあります。十分な準備をして出かけるのですが、調整がうまくいかなかったりトラブルを解消できないことも。そんな時は、上司や先輩に電話をして助けてもらいます。当社の社員はみんなやさしい人ばかりで、聞けば丁寧に教えてくれるので、出張先であっても一人で悩むことはありません。職場の雰囲気の良さが、離れた場所にいても精神的な支えになっています。
とはいえ、お客様にとって私はメーカーの人間なので、いろいろな質問を受けます。その度に「確認します」と会社に電話をしているとお客様も不安になるので、知識を増やして対応できる業務の幅を広げることが今後の課題です。
組み立てや修理以外では、電子マニュアルの作成に取り組んでいます。完成すれば、トラブル発生時にお客様へ送り、自身で対応していただくことで突発的な出張を減らせるかもしれません。そのため、今以上に子育てや介護などプライベートとの両立がしやすい職場作りにつながるよう、精度の高いものを目指しています。電子マニュアルの作成に携わったことで気づいたのは、作業者それぞれに考え方や手法があること。それを共有し統一することでより安全で品質の高い仕事を製造部全体へ広げていけたらと考えています。
製造部全体の朝礼。その後、ペアで今日の予定を確認します。
持ち場について組み立て作業開始。前日の続きをやることが多いです。
新しい機械を据え付けるためお客様の工場へ。問題なく稼働するよう調整し引き渡します。
修正が必要な部品があれば持ち帰ることも。県内であればその日のうちに再び据え付けに向かいます。